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2011年11月の記事

2011年11月29日 (火)

高尾山へ(7)

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一寸、閑話休題とさせて頂いて、高尾山の点描を…。

寓居近くは、標高150mぐらいの丘陵地帯なのだが、

鳶などの猛禽類は殆ど見かけない。

でも、さすがに高尾山、鳶の旋回を観る。

前にも触れた如く、中世世界では、

猛禽類は天狗の化身と信じられていた。

東博にある天狗草紙という鎌倉後期の絵巻に、

針と綱をつけた餌を投げて、鳶や鷹を捕らえ、

首をねじ切ってしまう「穢多童」(えたわらわ)が登場する。

天狗も震え上がる天敵だった。

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「名物天狗焼き」をもとめる、時ならぬ山上の行列…

並ぶ元気はなかったな。

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山上に点在する茶店は何処も賑わっている。

地元自治体の指導が行き届いていると聞いた。

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今回は時間が無いので、ケーブルカーを利用したけど、

もとより、徒歩で登るのもの悪くない。

人々は快適そうな登山道を下って行く。

(写真 上2=CX5 下2=X10)

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2011年11月28日 (月)

高尾山へ(6)

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薬王院のお守り授与所でご本尊、飯綱権現御影を購入する。

掛軸仕立で大中小と揃い、小は@\1500也。

飯綱権現の本地の一つは地蔵菩薩、そこから勝軍地蔵とも解され、

中世後期から戦国期にかけて、軍神として多くの武将が、

尊崇した。上杉謙信は自らの兜の前立てにするなど、

特に熱心に信仰したようだ。

前回も触れたように、高尾山の戦国期以前の様子はよく判らない。

修験者が集まる「薬師堂」を中心とした道場だったのだろう。

霊地と見るなら、あるいは有史以来と言えるかもしれない。

関東平野南部では、海面から最初にぶつかる高山であり、

標高500メートルそこそこといえ、ここからの眺望は、

まさに洛中洛外図で、空飛ぶ天狗になったような感覚なのだ。

中世世界で云う「勝地」とは、こんなところだったのかな。

(写真 CX5)

*PCのトラブルのため、更新やコメント公開が滞る場合が、

 あるかもしれません。その際は、ご容赦のほどを…

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2011年11月27日 (日)

高尾山へ(5)

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伝えられている高尾開山の経緯は実に素っ気無い。

…天平16年(744)聖武天皇の勅願により、行基菩薩が開山、

 東国鎮護として薬師如来を本尊とする。

 南北朝期の永和年間(1375~79)に京都醍醐寺の修験者、

 俊源が入山、薬師に加えて、飯綱権現を祀った…

信頼のおける史料となると、中世後半、戦国期のものが初出だ。

小田原の北条氏康と八王子城主の氏照が発した、

寺領寄進状や殺生禁断の制札などである。

いずれも、宛名は「薬師堂」「薬師山」「高尾山」となっており、

当初、此処はそのように呼ばれていたことが判る。

往古、薬師山と云ったのは自然で、中世後期から高尾山と、

呼ぶようになってのであろう。この高尾山というキーワードは、

後に考察を加えることにする。

まず、薬師如来だが、東方瑠璃光なる如く、東方守護の仏、

この場合は京の都を守る意味と解しておく。

そして、飯綱権現、信州飯綱山の山岳信仰を起源とする神で、

本地は大日如来、あるいは地蔵菩薩、高尾山では不動明王、

白狐に乗って剣と絹索持ち、烏天狗の尊容を示す。

中世世界で云うところの「天狗」とは烏天狗のことであり、

あの鼻の高い天狗像は近世に生まれたものだ。

しばしば、同様な嘴を持つ鳶などの猛禽類は化身とされ、

太平記で高時入道と一緒に田楽を踊ったのも彼らである。

と書いてきたところで、

快晴だった高尾山上の雲行きが怪しくなってきた。

はたまた天狗の所為か…話はまだ続きます…

(写真 X10)

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2011年11月26日 (土)

高尾山へ(4)

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高尾山薬王院の境内である。

かなり混雑しているようだけど、

これは比較的空いているほうなのだ。

紅葉シーズン真っ盛りにもかかわらず、今日はまさに間隙であった。

最近の状況なら、狭い山頂は立錐の余地が無くなる。

ケーブルカーが30分待ちだったのも、奇跡的と言えるだろう。

さて、此処、高尾山薬王院の歴史と信仰の成り立ちについて、

一寸した謎解きをしてみようと思う。

まぁ、端的に云えば、薬師と天狗を祀る山伏の話なのだが、

続きは明日に…

(写真 X10)

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2011年11月25日 (金)

日々の写真 11/24

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高尾山への考察、一寸頭を整理して続ける。少々お待ちを…

……………

多摩歴史ミュージアムという施設を覘く。

規模は小さいが、研究活動はしっかりしていると見た。

多摩市関戸地区は多摩川を挟んで、

武蔵国府・府中の対岸にあたり、

中世世界では、重要な渡河点として、関、宿、市が存在した。

その痕跡はかなり明瞭で、遺跡も多いらしい。

ミュージアムでは丹念に文書や伝承を調査収集して、

「特別展 関戸合戦 ~多摩市関戸に残る中世伝承とその背景」

を2007年に開催している。

当時の図録をもとめたのは言うまでもない。

……………

もう、年末の風情である。

X10は薄暮の撮影に優れているようだ。

被写体のディテールや質感をよく拾っている。

(写真 X10)

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2011年11月24日 (木)

高尾山へ(3)

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まず、眺望の良さは評判どおりであろう。

新宿方面を望み、さらに後方、スカイツリーを認める。

手前の左側には高幡不動の五重塔、大きさが把握出来る。

その上方右に張り出ている緑は「多摩の横山」=多摩丘陵だ。

中世後期、此処に登った人々も、こんな感じで、

南関東を見下ろしたのであろうな。

中世世界では、眺望が良い場所は「勝地」と呼ばれ、

聖地、霊地の必須条件だったから、もとより理想的なわけだ。

まぁ、その辺の考察は追々、加えることにして、

参道の茶店で一寸腹ごしらえをしよう。こういった観光地では、

「味噌こんにゃく」が筆者の吉例なのである。

「紅葉とカメラ女子」はサービスショットで失礼!

(写真 CX5)

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2011年11月23日 (水)

高尾山へ(2)

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高尾山の麓の町も、なかなかいい風情である。

(霊山の麓には興味深いものが隠れていことが多い)

ケーブルカー駅までの間、観光経路を外れて、

路地裏を逍遥してみた。

今年の紅葉は台風のせいか、イマイチというけれど、

そんなことを気にしていたのは昔のことだ。

今は、あるがままでよい。

当日、携えたのはX10とCX5、そして、フィルムのCL、

でも、結局、CLは出さずじまいだった。

デジ一を提げる人をいっぱい見かけたが、

当方、その必要を殆ど感じなかった。

胸にかけたX10とCX5で、状況に応じて交互に使う。

(写真 X10)

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2011年11月22日 (火)

高尾山へ(1)

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云わずと知れた、当地最大の観光地である。

しかも、どうしても外せない霊地でもあるので、

実は、引越してきて以来、ずっと探索の機会を狙っていた。

周知の通り、あのミシュラン騒ぎで、難しい状況だったが、

本日、紅葉シーズンの間隙を縫って、敢行したわけだ。

(写真 CX5)

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2011年11月21日 (月)

日々の写真 11/20

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この11月で当風呂具は開設4年(2007年11月)になる。

何やかやと、こんなに続くとは想いもよらなかった。

 あらためて、

 お付き合い下さった皆様に感謝申し上げる次第です。

………………

さて、此処で問題が出来している。

容量が一杯になってきたのだ。

近いうちにそうなると予想されるが、その際の対処法としては、

初期の写真と記事を一寸ずつ、

削除せざるを得ないかと考えている。

予め、ご容赦の程を…

(写真 CX5)

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2011年11月20日 (日)

武蔵府中の時宗寺院

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先日、府中・大國魂神社参道裏にて探索した時宗・称名寺である。

中世世界の武蔵府中は、古代以来の国府がまだ機能し、

幕府守護所も置かれ、諸道の交差点、多摩川の河湊と、

恐らく、武蔵国随一の殷賑を極めた都市的な場だった。

各宗派も拠点となる寺院を設けていたであろう。

当寺の開山は13世紀中頃、最初は天台宗だったようだが、

やがて、念仏道場になり、近世の宿場時代を経て今に至っている。

時宗寺院では大きい方か。境内には宗祖一遍の像が立つ。

下の写真は、今夏、東博の特別公開で観た一遍上人絵伝から、

踊り念仏を主宰する一遍。

(写真 X10、CX5)

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2011年11月13日 (日)

モスグリーンのセーター

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渋谷の古着屋で目に留まったモスグリーンのセーターがあった。

多分、その色に魅かれたのである。

よく見ると、有名ブランドのワンポイントものだった。

普段なら、手にしない代物だけど、まず値段がいいのと、@\990也

一応、本場スコットランドメイドのラムウールのようなので、購入した。

もとより、ニットの好みは英国製に如かずだ。

今秋のニューモデル、Gショック GW-M5610 アーミーグリーン

を合わせてみよう。

…………

立冬以来、気温が急に下がったせいか、腰に違和感あり。

毎年この時分、要注意なのだが。

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(写真 CX5)

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2011年11月12日 (土)

箱根湯本再び(5)

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今回は湯本の温泉街を抜けて帰ることにした。

途中、郷土資料館の方に教えて頂いた土産をもとめる。

「湯もち」と云う小菓子なのだが、まぁまぁいけて、

所謂、温泉饅頭よりは気が利いているから、勧められるだろう。

箱根湯本の町には、まだまだ多くの中世遺跡が隠れている。

開湯は古代に遡り、中近世以来、その名を知られた湯治場、

中世箱根越えのメインルート、湯坂道と宿の存在、

早雲寺、地蔵堂、観音堂、白山社、熊野社等々の宗教施設…

やはり、当分、探索のネタは尽きそうにないな。

(写真 X10)

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2011年11月10日 (木)

箱根湯本再び(4)

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早雲寺蔵の重文・北条早雲(伊勢宗瑞/早雲庵宗瑞)画像である。

ここ十数年で、彼ほど研究が進んだ戦国武将は珍しい。

一寸前までは、伊勢国生まれの氏素性不明の素浪人で、

権謀術数の限りを尽くして、大名にのし上がった、

油断ならぬ人物と云うことになっていた。

今は、幕府政所執事の名門、伊勢氏一族、

備中・伊勢氏(岡山県井原市)の出身で、

幕府官僚を務めた伊勢新九郎盛時であると確定している。

まぁ、そんな旧説を補強したのも、

一癖も二癖もありそうな男に見える、この画像なのだろう。

像主の生前に描かれた寿像とされ、ほぼ忠実に、

伊勢宗瑞(北条早雲)の風貌を伝えていようだ。

備中・荏原荘の地頭の子に生まれ、

京の幕府ヒラ官僚から、関東の片隅で覇を唱えるまでの、

彼の人生が如何に波乱万丈であったのか。

言外にそれを語るような面構で、実に魅力的だった。

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(写真 上CX5 下X10)

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2011年11月 9日 (水)

箱根湯本再び(3)

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さて、早雲寺の寺宝特別公開(曝涼)である。

本堂(方丈)書院、庫裏に入れる、年一度の貴重な機会だ。

北条早雲(重文指定)、氏綱、氏康、五代の画像始め、

襖絵、開山頂像など、全てガラス無しで、直にじっくり鑑賞してきた。

様々な想いが過ぎったけど、ま、その辺は後述しよう。

箱根町郷土資料館学芸員の方や、ご住職の解説があり、

いろいろと質問出来たのも収穫だった。

何はともあれ、書院のお茶席で一服を…

(写真 X10)

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2011年11月 8日 (火)

箱根湯本再び(2)

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湯本駅から早雲寺へは、七月と同じ道を辿る。

秋深まり、今は快適なこのプロムナードも、あの頃は、

藪蚊の大群に悩まされたものだ。

早川と早雲寺の間には「小弥峰」と呼ばれる小峰があり、

そこを越えて往くかたちになる。

此処の鬱蒼としたスダジイの照葉樹林は、

ヒメハルゼミの生息地として知られる。

六月下旬から七月半ばの、晴れた夕暮れには、

何とも幽玄な蝉時雨が聞けるそうだが、

往時、秀吉、利休も聞いたに違いない、

(天正18年=1590 4月6日~6月29日?)

と云うのが、早雲寺ご住職のお話である。

(写真 X10)

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2011年11月 6日 (日)

箱根湯本再び(1)

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久しぶりに早起きして、箱根湯本へ向かう。

この7月以来の再訪なり。

早雲寺の寺宝、年一度の曝涼と特別公開(~11/6)を観る。

もとより、FUJIFILM X10の本格試写も兼ねる。

携えた打ち物は、他にCX5とライツミノルタCLである。

(写真 X10)

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2011年11月 3日 (木)

ストラップをあつらえる

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X10を持ち歩いて、少しずつ試写を始めているのだが、

タイムラグに慣れるのに、一寸時間がかかるかもしれない。

逆光にもやや弱い感じがする。

ハンズの皮革素材フロアでストラップをあつらえてみた。

CLに付けている汎用レザーストラップの止め金具を使い、

同じ様に、少し幅細の素材に穴とスリットを開けもらう。

目の前で、10分ほどの作業だ。

加工賃は〆て @\628也

なかなかいい具合に出来上がった。

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(写真 上X10 下CX5)

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2011年11月 1日 (火)

FUJIFILM X10

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今月に入って、プリンター、スキャナーと機材の導入が続き、

最期がフジフィルムのX10ということになった。

入荷が遅れて、予備バッテリーやフード、本体と、

バラバラに発送されたので、昨日やっと全部うち揃ったわけだ。

でも、カスタマイズがまだなのである。

まず、付属のストッラプがよろしくない。

そこで、ライツミノルタCLで使っている、茶色のレザーストラップを、

イメージしたのだが、少し幅広で駄目だった。

ハンズあたりであつらえねばならないだろうな。

因って、本格的な試写はもう一寸先になる。ご容赦を。

(写真 CX5)

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