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2012年1月11日 (水)

「平清盛」を視る(3)

B12010803

初回の視聴率は芳しくなかったようだ。

院政期という、一寸、判り難い時代を扱ったためだろう。

平安時代後期であるけれども、もっと重要な意味では、

古代が終わり、中世が始まった変革期なのである。

今回の製作サイドは、この時代をどう捉えているのだろか。

(つまり、この国の、中世という時代を、現在入手し得る、

 最新の研究成果を集めて、描く努力が欠かせないのだ)

大河はドラマであるから、創作はあって当然だが、

少なくとも、その時代の世界で、起こり得る物語でないと、

ドラマ全体が荒唐無稽で空虚なファンタジーになってしまう。

そんな危惧を持たせたのが、初回のストーリーだった。

…自分の子(清盛)身ごもった白拍子を、母子ともども、

 源為義に命じて、必死に追い回す白河院。

 院御所の庭先で、捕縛した彼女らに自ら「判決」を下し、

 挙句、自暴自棄になった白拍子を射殺させる…

これでは、ヘロデ王の如き魔王である。

もっとも、白河院が善人だったとは想えない。

やはり、時代に照らすならば、ひたすら、怨霊と地獄を恐れ、

極楽浄土を願う人であったはずだ。

脚本家さん、ちょっと待ってくれよと言いたいな。

(捨身 CX5)

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