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2012年1月19日 (木)

ボロ市にて(3)

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北条氏治世下の天正期は六斎市(月六回) 江戸期に入って、

12月15日と1月15日の歳の市になったボロ市だが、

往時の名残りはあるのだろうか。

曲物や杵臼をはじめ、様々な木製品を商う人々は、

木地師の伝統を引継ぎ、各地の市庭で古くから活動していた。

そんな風情を感じたのは、ボロ市では一店だけ、

おそらく、最古参に近いのではないか。

B12011802

神棚や祠、それに纏わる品々を売る店がいくつか出ていた。

歳の市では、年末年始に家々の神棚や祠を整え、祀るため、

買い求める人が多かったと云う。

B12011803

精巧な竹細工(武蔵、多摩では竹製が多い)で作られた、

神酒の瓶子に挿す、神酒口(みきのくち)と呼ばれる飾り物。

かつては竹細工を扱う店も、かなり出ていたはずである。

残念ながら、今回は見当たらなかった。

B12011804

翌日の午前中、同所にある整形外科に通院した際に、

ボロ市の横断幕が降ろされるのを観る。

一遍聖絵にも描かれていたけど、市がはねた後の光景は、

何処も寂しいものではある。

この次は今年の12月15日だ。

(捨身 CX5二代目)

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