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2012年1月 4日 (水)

上杉本洛中洛外図に正月を観る(3)

B12010301

前回触れた、羽根突き=胡鬼板遊びと左義長の続きになるが、

左義長とは、正月十五日に、竹を円錐状に組んだ作り物に

門松、注連縄などの正月飾りや胡鬼板を入れ、

焚き上げる行事のことである(どんど焼きの原型)

今、とある武家屋敷の門前で左義長の準備が進められている。

誰の屋敷かと見れば、右上の注記に「松永弾正」とある。

あの松永久秀だ。上杉本洛中洛外図屏風は、

黒田日出男氏が「謎解き洛中洛外図」で提起されたように、

将軍足利義輝が上杉謙信のために描かせ、義輝の暗殺で、

未完であったところを、信長が引き継いで完成、

謙信へ贈ったと云う説が有力になっている。

何というめぐり合わせなのか、この絵の注文主、将軍義輝暗殺の、

張本人こそ、松永久秀なのであった。

(松永久秀は信長に降るが、結局反逆し、信貴山で自爆死する)

(捨身 CX5)

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