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2012年3月24日 (土)

「海を渡った二大絵巻」を観る(2)

B12032301

平治元年12月9日深更(1160年)藤原信頼一派は、

俄かに軍勢を催して、後白河院御所、三条殿へ夜討をかける。

不意を討たれた御所側は、火をかけられ、多くの死傷者を出した。

平治の乱の勃発である。

後白河院の身柄が車に移され、護送されようとする場面。

信頼たちの目標だった信西一族は、早くも逐電した後だった。

まず、圧倒的に力強く、卓越した群像描写の妙に惹き込まれる。

しかも、移動撮影のように、俯瞰しながら、この絵巻を観る者は、

次々と、視点が誘導されいく。その先々に現れる、

個々の人物の表情、装束の描写も精緻を極め、魅力的だ。

やはり、現存中世絵巻の最高峰と言ってよい。

かつて、これほどの作品が海外へ流出したのだ。

(捨身 CX5二代目)

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コメント

福岡での学会参加だったので、前から行きたかった臼杵に半日行っただけで、国東半島の田染は行けませんでした。
臼杵の武家屋敷だった二王座と国宝になっている石仏群を見てきました。
込むのを覚悟しつつ「平治物語絵巻」見に行ってきます。
トライXはいいですよ。

投稿: 振り子 | 2012年3月23日 (金) 22時35分

臼杵石仏のことはよく父親から聞きました。勤務先の工場があり、度々出張していました。国東半島、中世史スポット満載ですね。宇佐八幡や富貴寺もありますし。
東博ボストン、早い時間なら、案外、大丈夫そうですよ。
此の春、トライX使い始めます。

投稿: kansuke | 2012年3月24日 (土) 10時01分

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