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2012年5月21日 (月)

「平清盛」を視る(24)

B12052101

ドラマでは、平氏の人々は、

黒のコスチュームでイメージされているようだ。

いよいよ、保元の乱が始まり、どうしても甲冑姿に目がいくが、

清盛の着用しているのも、黒糸威の鎧だ。

鎧の様式は、軍記物で云うところの「大荒目」(おおあらめ)で、

太い威毛をやや隙間を空けて威す。

小札板は緩く組まれていて、たわんでいる。

ほぼ、平安時代末期の古様な鎧に忠実で、プラスポイントとしよう。

ただ、この時代の黒糸威、もしくは黒革威とは、

厳密な意味での黒ではなくて、藍を染め返して、

「黒」に見せていることが多い。

黒の染料には鉄分が含まれるので、

直ぐに、糸や革が腐食してしまうからだ(そういう遺物もある)

したがって、黒糸威鎧の実物は殆ど現存していない。

多くは、近代の染料を使った補修品か再現品である。

(捨身 CX5二代目)

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