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2012年5月27日 (日)

「平清盛」を視る(25)

B12052701

細かいことだけど、いやしくも中世史に関心を持つ者にとっては、

見逃せない小道具の話題を取り上げる。

平氏一族の主だった人々が酒を飲み交わすシーンがあった。

清盛が手にする酒器である。

「かわらけ」と言って、使い捨ての素焼きの土器の皿だ。

直径12~15センチ位で、全国の中世遺跡で出土する。

様式があるので、年代を決める重要な基準史料になるのだ。

今回出てきたのは、手ひねりの「かわらけ」のように見え、

だとすれば「京都系かわらけ」と呼ばれるものだ。

文字通り、京都市内で多く発掘され、

10世紀頃から、日用雑器として上下貴賎通じて使われた。

(もとより、宴の酒器の他、様々な呪術的用途があった)

鎌倉、平泉などの大きな都市的な場でも見つかることがある。

(それ以外の地方では、ろくろを使ったものが一般的だった)

言うまでもなく、舞台は京都の清盛の館だし、

以上のことを踏まえた上での演出なら、

かなりのプラスポイントをあげられるだろう。

果たして、そこまで、演出陣が入れ込んでるのかどうか…

(捨身 CX5二代目)

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