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2012年6月29日 (金)

「死者の書」を観る(2)

B12062601

川本喜八郎氏の人形アニメ「死者の書」(2005)の原作は、

いうまでもなく、折口信夫の「死者の書」(1943)である。

まぁ、読み難いことで、途中で放り出す人も多いようだ。

筆者の場合、時々読んでは、また想い出すといった感じで、

少し時間をおいて見ると、折口民俗学ワールドの縮図というか、

集大成の観が浮かび上がってくる。

所謂、当麻寺の中将姫説話と、

無実の罪で非業の死を遂げた大津皇子の亡霊譚なのだけど、

此処では、あまり粗筋を紹介しても意味はあるまい。

まずは、川本ワールドを通して愉しみ、その後、徐に、

原作を読むとしよう。

筆者は中公文庫版を読んだが、先程、Amazonにて、

岩波文庫版を入手した。

こちらは続編の第一稿と第二稿が所収され、注解も付く。

続編の主人公のモデルが悪左府頼長と聞けば、

成る程ねと、ますます頷かされるわけだ。

(捨身 二代目CX5)

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コメント

折口信夫が頼長をモデルに書いたのですか。そりゃスゴそうです。読みたいです。当麻寺は以前行ったことがあります。二上山もまさしく境界の山ですね。

投稿: 振り子 | 2012年6月30日 (土) 07時18分

続編を見るのは初めてなのですが、非常に興味深かったです。今の時代に至って、漸く「折口ワールド」に迫れる状況になってきたのでしょうか。当麻寺と二上山、まさしくこの世とあの世の境界地として描かれ、鳴弦、へんばい,魂呼びといろいろ出てきます。

投稿: kansuke | 2012年6月30日 (土) 23時28分

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