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2012年6月18日 (月)

「平清盛」を視る(28)

B12061801

さて、悪左府頼長も往ってしまったので、これからは、

平治の乱へ向けて、信西入道に脚光が当たることになる。

算木で計算に励むシーンが出てきたが、

愚管抄に拠ると、信西はこの算木を用いて、内裏再建計画を、

綿密に見積もり、たちどころにやってのけたと云う。

出家前は少納言に過ぎなかった彼は、後白河の即位ともに、

その才と乳母の夫の立場を利して、政治の実権を握る。

此の時期の朝廷は実質、信西政権だったとする説もあるくらいだ。

もとより、現職の摂関や大臣でなく、只管自らの才能と、

トップや実力者(清盛)との個人的な関係に頼る、

一種の側近政治だったから、ある意味の脆弱さは否めない。

(実際、後白河院は気持の移ろい易い性格だったと想われる)

まぁ、今回の信西、「新平家」の小沢栄太郎に比べ、

悪役ぶりがいまひとつで(よく、涙なんかみせる)

どうしても憎めないキャラになったけど、

とりあえず、悲劇的な結末となる、平治の乱の回を注目しよう。

(捨身 二代目CX5)

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