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2012年7月 9日 (月)

「平清盛」を視る(33)

B12070781

信西を討ち取り、天皇と上皇を幽閉した信頼、すっかり悦に入って、

謡い舞う今様は、

「君が愛せし綾藺笠(あやゐがさ) 

 落ちにけり落ちにけり 賀茂河の河中に

 それを求むと尋ぬとせし程に 明けにけり明けにけり

 さらさら清(さや)けの秋の夜は…」

さらに、源氏を油断させるために、六波羅で宴に興じる平氏一門も、

「熊野へ参るには 紀路と伊勢路とどれ近し どれ遠し

 広大慈悲の道なれば 紀路も伊勢路も遠からず…」

と謡い囃す。

いずれも、「梁塵秘抄」で知られた謡で、

中世世界の気分がよく出ている。

細かいことだけど、気が利いていて、プラスポイントだ。

(捨身 二代目CX5)

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