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2012年9月13日 (木)

春日の杜へ(16)

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広大な春日大社の神域は、古代からの神体山である御蓋山の、

山裾に広がり、春日野と呼ばれる。一帯の原生林も世界遺産だ。

この神域全体を「浄土」と見做し、

夫々の社殿に本地仏を配した絵図を「春日宮曼荼羅」と称する。

鎌倉から室町期にかけて流行し、

遠隔地の信者が礼拝するのに使われた。

絵図を観て、現在の景観と比べるのも一興だろう。

やはり、中世世界のお約束事通り、

「浄土」と云うからには、対になる「地獄」が気になる。

参道の、一の鳥居と二の鳥居の中間点に、

「六道」と呼ぶ場所があった。

小河川と橋が架かり、あの世とこの世の境界地とされて、

「地獄」への入り口があったらしい。

(現在でも、その様な痕跡が認められる)

あの美しい春日野の地下は「地獄」だったわけだ。

(捨身 Canon S100)

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