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2012年10月27日 (土)

付録・滝山城へ(3)

B12102601

滝山城は典型的な中世山城の諸条件をほぼ完璧に備えている。

まず、防御施設を観ていこう。大手道はすぐ急坂となる。

U路状に掘り込んだ「堀底道」で、両側上から攻撃し易い構造だ。

(類似した施設を鎌倉周囲の切通しや古道で見たことがある)

例の如く、道は左に大きくクランクし、木戸が設けられていた。

B12102602

藪や樹木に覆われ、浸食もあるので、判り難い所が多いけれど、

それでも、この城の遺構はよく残っているほうだろう。

空堀の真ん中を掘り残して、通路とした「土橋」(どばし)だ。

現在は遊歩道になっているので、道が拡幅されている。

往時は人が一列になって通れる程度だった。

B12102603

曲輪(くるわ)の出入り口で、これもクランク状だ。

「枡形虎口」(ますがたこぐち)と呼ぶ。

B12102604

木立の中から現れた、曲輪の跡。

広さは様々だが、こういった幾つもの曲輪を、

細く複雑な通路で連結したのが、中世山城の構造である。

(捨身 二代目CX5)

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