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2012年10月17日 (水)

八王子城へ登る(7)

B12101601

さて、今回の八王子城探索を締めくくるとしよう。

まぁ、中世山城と言っても、

普通じゃ、取っ付き難いスポットだろう。

目立つ天守閣や高石垣を備えた「近世城郭」のほうが、

人気が高いのは、仕方あるまい。

中世山城は、土塁、空堀、堀切、木戸、櫓、掘立小屋などから、

構成される、純然たる軍事施設で、現存のものは何処にも無く、

絵画史料でも、殆ど登場しない。

遺跡は、室町中期から後期(戦国期)に集中するが、

それ以前の、平安・鎌倉期のイメージがはっきりせず、

定義も、諸説分かれたままだ。

各地の城址は、ヤブと木立に覆われた、

ただの地味な、小山に過ぎず、

僅かな文書と発掘調査だけが、往時を知るよすがである。

そんな中で、近年、信長の安土城が、

中世山城と近世城郭の、一つの画期を示してきた。

八王子城も、その意味で、

中世山城の最後を飾る存在として、重要度を増しているわけだ。

B12101602

(捨身 二代目CX5)

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