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2012年11月 1日 (木)

双六狂!の中世

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今年の大河「平清盛」が、「双六」を効果的に、

時代の象徴する小道具として、使ったのは特筆出来るだろう。

それ程、双六(博打)は、中世を通じて大流行したわけのなのだ。

サントリー美術館の「お伽草子」(~11/4)でも、

幾つか、面白い場面を観られる。

「長谷雄卿草子」(重文14C 展示は前期のみ)

 平安初期の名高い学者、紀長谷雄は、

 男に化けた朱雀門の鬼に、双六の勝負をのぞまれて勝ち、

 約束どおり美女を得るが、禁を破って、百日待たずに、

 美女に手をつけると、たちまち水となって流れ失せてしまった。

 この美女は鬼が死体を集めて造ったもので、

 百日経たないと、人間に成れない代物だったのだ。

朱雀門の楼上で、双六の勝負をする二人。

男は負けが込んで、熱くなり、つい鬼の本性を現してしまう。

なかなかの臨場感で、大河の双六シーンを彷彿とさせる。

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「付喪神絵巻」(つくもがみえまき 16C)

年末の煤払いで、大路に棄てられた古道具たちが、

妖怪(付喪神)に変化して、持ち主だった人間へ復讐する。

彼らは、船岡山の坂をねぐらに、都へ出て暴れまわっては、

双六(博打)に入れ込むのだったが、

やがて、護法童子に調伏され、改心し出家、往生を遂げたと云う。

(捨身 二代目CX5)

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