説経節「をぐり」を読む(2)
岩佐又兵衛描く「小栗判官絵巻」第八巻十五段、
武蔵・相模両国の郡代、横山館の場。
小栗主従をもてなす宴は、今やたけなわである。
左手上座、黄の直衣は小栗判官、右手、三つ巴紋の直垂が、
横山殿であろう。彼は、頃合いを見計らって、小栗たちに、
「七付子」(しちぶす)を仕込んだ毒酒を勧めようとしている。
この横山の館跡と伝わるのが、八王子旧市街・元横山町に在る、
八幡八雲神社だ。境内に横山一族を祀る横山神社が建つ。
この前、近くを通ったので、観て来た。
訪れたのは、二年前の八王子祭り以来になる。
(捨身 二代目CX5)
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