« 説経節「をぐり」を読む(2) | トップページ | 説経節「をぐり」を読む(4) »

2013年1月23日 (水)

説経節「をぐり」を読む(3)

B13012201

「小栗判官絵巻」第八巻十七段、場面は一転する。

横山殿が、言葉巧みに勧める「七付子」入りの毒酒を、

小栗判官主従は、とうとう手をつけてしまう。

たちまち、五体に毒が廻って、まず、従者十人の殿ばら、

「これは毒ではあるまいか。お覚悟あれや小栗殿!」

将棋を倒す如く、どうど、かっぱと斃れ伏す。

小栗、「毒で殺すか横山よ!刺し違へて果さん!」

と叫ぶも空し…

ついに、二十一を一期として、彼は朝の露と消えたのだった。

もとより、「をぐり」が盛んに語られていたのは、中世末の戦国期、

毒殺は、聴衆にとっても、思い当たる話が多かったのだろう。

そう云えば、狂言「付子」も同時代の曲哉。

(捨身 二代目CX5)

|

« 説経節「をぐり」を読む(2) | トップページ | 説経節「をぐり」を読む(4) »

歴史(中世史)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 説経節「をぐり」を読む(2) | トップページ | 説経節「をぐり」を読む(4) »