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2013年1月 8日 (火)

説経節「をぐり」を読む(1)

B13010701

先週末の読書会、

「中世の貧民 説経師と廻国芸人」(塩見鮮一郎著 文春新書)

にインスパイアされること多く、あらためて、

説経節「をぐり」を熟読してみたくなった。

中世後期、特に戦国期の民衆の実相を掴むに、

あらゆる意味で、理想的な題材だと想ったからだ。

もとより、この物語に散りばめられた、

中世世界のネタは、無尽蔵と云えるだろう。

合わせて鑑賞するに、絶好の絵画史料も現存する。

三の丸尚蔵館所蔵の「小栗判官絵巻」である(実見済み)

作者は、これも戦国から江戸への変革期に生きた、

異能の絵師、あの「浮世又兵衛」こと岩佐又兵衛だ

では、説経節の世界の中へ、ダイブするとしようか。

(テキストは新潮社古典集成の「説経集」を使用)

(捨身 Canon S100)

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コメント

岩佐又右衛門は荒木村重の一族なんですか。なるほど、戦国末期を生き延びたり、生き延びられなかった一族ですね。信長的悪夢を背負った一族かも。

投稿: 振り子 | 2013年1月 8日 (火) 12時30分

彼も、中世世界のどん底=戦国の修羅場を生きぬけてきた一人なんですね。ちょうど、説経節「をぐり」の世界と重なります。まさに「小栗判官絵巻」を描くに相応しい絵師と云うわけです。

投稿: kansuke | 2013年1月 8日 (火) 23時57分

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