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2013年2月11日 (月)

説経節「をぐり」を読む(6)

B13021001

小栗は何不自由なく、すくすと育つ。

東山の寺で、当時最高の教育を受け、才は並びなく、

順調に、十八には石清水八幡の神前で元服を遂げる。

しかし、常軌を逸した、其の性も明らかになっていく。

妻を迎えるに、三年余りで、何と七十二人…

しかも、髪が長ければ、蛇身の相…

顔が赤ければ鬼人の相… 色が白ければ雪女…と、

一々、難癖をつけて、離縁を繰り返したのだった。

 (場面上 列をなして、次々と下がって往く女性たちと、

  ふんぞり返る小栗。背後から何言が投げつけているようだ)

本文に「小栗不調な人なれば…」とあるが、著しく、

性格がむら気で、飽きっぽい、我がまま、ということなのだろう。

まぁ、周囲が大事にし過ぎて、か様に、

(今で謂えば、とんでもなく嫌なヤツに)育ちました、と云うわけだ。

そんな、心持ちが呼んだのか、

程なく彼に、人生最初の災難が降りかかる。

(捨身 二代目CX5)

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