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2013年2月16日 (土)

説経節「をぐり」を読む(8)

B13021501

深泥池の大蛇は、さるものだった。行動も素早い。

小栗が向かう、鞍馬寺に先回りして、

年の頃なら、十六、七の姫に変化、

「由(ワケ)有り顔」で佇み、待ち構えるのだ。

案の定、小栗はイチコロになってしまう。

場面は、これこそ毘沙門天の御利益と、狂喜した小栗が、

急ぎ「玉の輿」を用意させるところ。

袖で顔を隠し、堂の階で小栗を見遣る姫(その実大蛇 下部分)

中世のナンパスタイルとも、云えなくもないな。

ついでながら、中世後期の説話では、蛇→美女 の変化は、

逆の、美女→蛇(道成寺縁起)とともに、よく見受けられる。

ひょっとしたら、この感覚…現代でも通ずるものがあるかもしれぬ。

B13021502

(捨身 Canon S100)

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