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2013年2月17日 (日)

説経節「をぐり」を読む(9)

B13021601

小栗と姫(その実、深泥池の大蛇)の甘美な日々は、

長く続かなかった。

…二条の屋形の小栗と、深泥池の大蛇と、夜な夜な通い、

 契りをこむる…と、都わらべの噂に上るようになってしまう。

父兼家は激怒、小栗を「壱岐・対馬」へ流そうとするが、

母御台のとりなしで、自らの領地、常陸へ流されることに決まった。

流人とは謂え、時ならぬ京降りの貴種を迎えた常陸では、

小栗に「判官」の敬称(検非違使の判官に因むとされるが、

 地方の国司職に関わる、勘解由使の判官とも考えられる)を、

奉り、侍たちが「大将」に担ぎ上げる。

場面下、常陸の諸侍、番を組んで畏まり、出仕の態である。

B13021602

(捨身 Canon S100)

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