« 春を待つ 2013 (10) | トップページ | 横山党幻影(2) »

2013年3月 9日 (土)

横山党幻影(1)

B13030801

古代末から中世初頭にかけて、多摩丘陵で威勢を張った、

横山氏(党)の幻影を一寸追ってみる。

横山氏の本姓は小野氏とされる。時代が下った系図によると、

小野たかむら八代の孫、孝泰が武蔵守となって、下向し、

その子義孝が南多摩郡・横山に土着して、

(横山の字名については、一考を要する。これは後述しよう)

横山大夫(無官ながらも、五位以上の官位を持つ。

 奥州藤原氏の始祖、亘理権大夫経清を想起させる)

と称したのが始まりと云う。

もとより、各地に小野姓を名乗る氏族は多いので、

伝承の域は出ない。

彼らが最初に住したとみられる地は、小野と呼ばれたようだ。

多摩市から、町田市に跨った丘陵一帯がその場所で、

現在は、町田市の小野路だけに地名が残っているのだ。

丘陵を降りれば、直ぐ多摩川で、武蔵府中に極めて近いし、

其処に氏神の小野社があるのは、不自然ではないだろう。

(小野社は、多摩市と府中市、町田市の三社が現存する)

彼らは小野牧の経営を任された集団であったと考えられている。

多摩市と町田市の間の丘陵には、多くの谷戸が入り込み、

馬の放牧に適した地形を呈しているのが窺える。

(捨身 二代目CX5)

|

« 春を待つ 2013 (10) | トップページ | 横山党幻影(2) »

歴史(中世史)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 春を待つ 2013 (10) | トップページ | 横山党幻影(2) »