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2013年3月 4日 (月)

説経節「をぐり」を読む(16)

B13030301

常陸の小栗館、後藤左衛門が受け取った、照手姫の返し文を、

「あら面白」と読む小栗。

…このこと、横山御一家は全くご存知なく、照手姫殿だけが、

 ご承知と見える。この際、御一家はどうでもよい。

 姫の御諒承こそ大事、さっさと、こちらから婿入りしてしまおう…

上方と違い、東国では、御一家の許しがないと、

婿入りは叶わずとの、家臣の忠告に耳も貸さず、

小栗は、選りすぐった屈強の、十人の侍を引き具し、

勇躍、横山館へ向かう。

B13030302

路次の案内者を承った、後藤左衛門、

いつもの連雀、千駄櫃を我が宿に預け置き、、

編笠を目深に引きかぶって、小走りに、一党の先頭を往く。

この異形な出立ちは、

「手引き者」を表象するものとも考えられ、興味深い。

(捨身 二代目CX5)

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