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2013年5月 4日 (土)

武蔵・府中の薫風(1)

B13050301

連休中の武蔵・府中、大國魂社「くらやみ祭り」の喧騒を、

掻き分け、敢えて、市内の中世遺跡探索へ出かけた。

今回は、主に、大國魂神社の西南側、

本町と旧甲州街道界隈を廻ってみた。

出発点は、中央道際の「三千人塚」に決める。

元弘三年(1333)分倍河原合戦の戦死者三千人を葬ったと云う、

伝承があり、今も、中世の板碑がそのまま立っている。

過去二回の発掘調査で、13~4世紀の常滑骨蔵器四つと、

江戸期の経礫石が多数出土したが(信仰対象か?祟り封じか?)

分倍河原合戦との関わりは、見つからなかったようだ。

土饅頭、板碑、古木と、典型的な中世墓の景観を呈する、

珍しい例だと想う。

B13050302

エノキの大木に寄り添うように立てられた板碑。

表面はかなり風化しているが、微かに種字と銘が認められる。

B13050303

「康元元年(1256)父何某の三周忌にあたり造立」と刻む。

東国の板碑では、最古級とされる。

B13050304

所々に畑も残る、至って閑静な住宅地の中だ。

(捨身 二代目CX5)

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