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2013年5月 1日 (水)

片瀬の浜にて(3)

B13043001

昨日触れた、一遍聖絵、片瀬の浜 地蔵堂の場面、

左端の人物と屋根が不自然に切れ、詞書と接がれている部分だ。

此の間に、もう一つの場面が入っていたことが判っている。

その断簡と言われる絵が、切り離されて、

別に伝来しているので、以下に掲げよう。

B13043002

片瀬の浜の様子である。小船に乗った人々が次々と浜に着く。

一遍たちの踊り念仏挙行を聞きつけ、近在から集まって来たようだ。

B13043003

遥か沖合いには、江ノ島が浮ぶ。

青々とした杜と、朱色の鳥居、社殿、塔が映える。

中世世界の江ノ島が描かれた、稀有な例だと想われる。

相模湾の砂浜に、忽然と現れる、此の島の神秘性が、

よく伝わってくる。有史以来、「神」と崇められた所以であろう。

鎌倉の、西の境界の守護神としても、位置づけられていたはずだ。

B13043004

江ノ島を望みながら、片瀬の浜を歩く。

「極東のモン・サン・ミシェル」なんて、誰か謂って居ったな。

然もありなん、か。

(捨身 二代目CX5)

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