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2013年5月 3日 (金)

片瀬の浜にて(4)

B13050203

片瀬橋上より、境川河口部を観る。

実は、この川の源流は、寓居からそう遠くない、

多摩丘陵の西端(町田市)に発しているのである。

現在、上流部は東京都と神奈川県の境界線を成しているが、

中近世以前も、武蔵、相模の両国の境界を示す川であった。

もちろん、「境川」と云う名も、其処に由来する。

B13050202

ちょうど、境川が相模湾に注ぐ正面に、江ノ島がドーンと鎮座する。

この光景には、何か畏怖すべきものを感じないわけにいかない。

一遍聖絵は、一遍が辿った経路上に点在する、

代表的な寺社などの霊地を、余すところなく描いているが、

富士山とともに、江ノ島も、その中に出てくる。

やはり、中世世界有数の霊地だったはずだ。

ついながら、現存の片瀬の浜の場面には、境川が描かれていない。

 (おそらく、描かれていたが、江ノ島断簡と一緒に、

  切り取られた際に、失われたようだ)

一遍聖絵を参考にして、

一寸後に作られた、「遊行上人縁起絵巻」では、

ちゃんと、それらしき川が描かれていた。

手元に、あまり鮮明な画像を持ち合わせてないのだけれど、

下に掲げておこう。

B13050201

(捨身 二代目CX5)

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