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2013年6月21日 (金)

三島社参(3)

B13062001

参道を進むとしよう。

一遍聖絵の三島社の場面は、絵巻物の常套に則り、

やや上空から俯瞰するカメラアングルを占めて、一の鳥居、

神池、反橋(太鼓橋)中ノ島、平橋と、参道を追って往く。

上は現在の反橋を渡ったところ。次の平橋が観える。

現状は両側が池で、回廊のようになっているから、判り難いが、

今、立っているのが、一遍聖絵では、中ノ島の辺りになる。

B13062002

それにしても、引きも切らない参拝者の列だ。

改めて、中世人の、信仰心の直向さを想う。

市女笠から虫垂衣(むしのたれきぬ)を垂らした女たち、

山伏(結構、目に付く)、僧、尼、稚児、武士…

白い浄衣に立烏帽子は、春日験記絵巻に倣えば、神人か。

正しく、中世世界の雑踏が続く。

B13062003

現在の神池には、政子勧請と伝える厳島社が祀られているが、

聖絵のほうでは見当たらない。ずっと時代が下るのだろう。

B13062004

総門が観えて来た。一遍聖絵では、二の鳥居と楼門が描かれる。

中世と現代、参拝者を対比してみるのも一興哉。

(捨身 OLYMPUS XZ-10)

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