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2013年7月15日 (月)

箱根権現(2)

B13071401

箱根神社と云えば、お天気カメラなんかで放送される、

芦ノ湖に映える、鳥居の神秘的な光景で、有名だけれど、

実は、これは新しいものらしい。

宝物殿所蔵の「箱根権現縁起絵巻」(鎌倉後期・重文)に、

中世の、箱根権現の様子が描かれているのだ。

B13071402

湖岸から社殿へ続く、長い石段は同じみたいだが、

周囲に、現在のような、鳥居や、鬱蒼とした杉木立は見当たらない。

B13071403

よく観ると、何と、ぎっしりと白描で、民家群が描きこまれている。

一寸した集落、否、立派な都市的な場だ。

しかも、上部の境目付近に、土塁か、切り岸状の線描(結界か)

も認められる。中世の箱根権現門前は、

山中にも拘らず、結構繁華だったのである。

杉木立を発掘すれば、かなりのものが出るかも知れぬ。

所謂「神さびた光景」に騙されてはいけないな。

(捨身 OLYMPUS XZ-10)

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