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2013年7月 6日 (土)

伊豆山にて(4)

B13070501

伊豆山は、今でこそ、ごく有り触れた、神社の体裁を整えるが、

中世世界では、伊豆山権現、あるいは走湯権現とも呼ばれる、

一大聖地、修験道場=寺や神社の枠を超越した、

 仏神混交の、修験者たちが集う、一大センターである=として、

諸国に、音に聞こえた存在だった。

よく引用される、梁塵秘抄では、こうも謡われる。

…四方の霊験所は、伊豆の走湯、信濃の戸隠、

 駿河の富士の山、伯きの大山、丹後の成相とか、

 土佐の室生戸、隠岐の志度の道場とこそ聞け…

走湯(はしりゆ=そうとう)権現と云うのは、

走るが如く、温泉が湧き出し、海に注ぐ有様を畏れ、

敬って、神と祀った所以であろう。

もとより、富士箱根伊豆火山帯の火山活動そのものが、

此処の神の正体なのだ。

B13070502

(捨身 OLYMPUS XZ-10) 

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