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2013年7月20日 (土)

箱根権現(6)

B13071901

中世文書に記されるところの「くわんとうしゅこ二所こんけん」

と云うのは、関東守護二所権現のことで、伊豆山と箱根山を指す。

あるいは、三島明神を加えて、三所権現とも称し、

歴代東国武家政権の、別しての、守護神として、

中世世界に於ける、宗教的地位を確固としたものにしていく。

最後の大スポンサー、小田原北条氏は、

伊勢宗瑞(北条早雲)の三男、菊寿丸を、幼少時に入山させ、

当山のトップ、別当職を継がせるに至る。

彼と箱根権現には、膨大な所領が宛がわれていた。

それを示す文書を、宝物殿で観ることが出来る。

…伊豆、相模、武蔵、上総のうち、

 都合、四千四百六十五貫目を継がせる

 永正十六年(1519)四月二十八日、

                  宗瑞 花押

 菊寿丸どのへ…

菊寿丸とは、後に北条五代にわたって、一族の重鎮となり、

様々な芸能に長じた、マルチタレントぶりで、名を知られた、

北条幻庵・宗哲(長綱 1493~1589)である。

B13071902

(捨身 OLYMPUS XZ-10)

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