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2013年8月 1日 (木)

箱根山中の異界へ(10)

B13073101

かつての、精進池=六道の池畔は、見るからに怖ろしく、

人跡絶えた処だったと、想ってはみたけれど、

実は、結構、賑わっていたのではないかという、想いも浮ぶ。

あの世とこの世の境界で、葬送や、先祖追善供養に携わる、

念仏者、時衆、あるいは巫女、熊野比丘尼たちが、

湯坂道を頻繁に行き来する、中世の旅人の袖を引張って、

「後生のための功徳を」と、喜捨をせびっていたやもしれぬ。

比丘尼衆は、喜捨をはずめば、死人の口寄せもやる。

賑わいを聞きつけて、「六道の池は、極楽へも通じようぞ」と、

乞食、病者たちも、集まってきたか。

池畔に小屋掛けし、庵を結び、岩陰で雨露を忍んだりと、

この谷間に、棲み着く者たちも出てきただろう。

いつしか、功徳、結縁を望む人々が造立した、石塔、石仏が、

林立するに至り、異界を彷彿とさせる光景が現出したわけだ。

B13073102

B13073103

さて、次のバスを捕まえて、小田原へ降るとするか。

駅前の路地裏に、是非とも訪ねたいスポットが残っている。

(捨身 OLYMPUS XZ-10)

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