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2013年8月28日 (水)

武州・御嶽山へ登る(3)

B13082701

御師集落の中へ入る。

尾根に張り付くように展開する、集落内に、

こういった、細い路地のような道が通り、独特な風情を魅せる。

御師(おし、おんし)とは、中世に始まった制度で、

代表的な社寺霊場(伊勢、熊野、富士、三嶋等々)に所属する、

下級の神職(僧職)である。

初期は、僧形、あるいは、修験者姿だったようだが、

後に、大概が俗体化して、妻帯、俗人同様の生活を送り、

本社の周りに、集落を形成、集住した。

彼らの仕事は、諸国の檀家、信者を廻って、

祈祷や、護符、暦の配布、参拝を勧めたり、

信者の講を組織したりすることだった。

各々縄張りを持ち、それを「霞」(かすみ)とか呼んだりする。

信者が参拝する際には、道中の案内、世話を一手に引き受け、

自らの屋敷を宿坊として、接待するなど、

旅行業者の走りのような仕事もしていた。

専業旅館の起源は、御師の宿坊とも云われる。

欧州のホテルの起源が、巡礼者を泊めた、

修道院であったのと、よく似ていると想う。

B13082702

B13082703

(捨身 Canon G1X)

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