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2013年10月 1日 (火)

朝比奈峠越え(11)

B13093001

鬱蒼とした、杉の植林帯が途切れた辺りに、

忽然と、鳥居と石段が現われた。熊野神社であろう。

頼朝が熊野より勧請し、六浦道の開削を指揮したと云われる、

北条泰時が社殿を造営と伝わる。

現在の社殿は、ごく最近、再建されたものだ。

B13093002

実は、鎌倉側の登り口、光触寺と、県道を隔てたところに、

十二所(じゅうにそ)神社というのがある。

元は、光触寺の鎮守で、熊野社だった。

(時宗と熊野権現は、格別な関わりを持つ。

 それについては後述しよう)

つまり、朝比奈峠の両側に、熊野社が祀られていたのである。

中世世界では、峠には、必ず「峠神」が祀られ、旅人は、

峠を安全に越えられるよう祈願し、幣を捧げるのが常であった。

朝比奈峠の「峠神」は、熊野権現だった可能性が高いのだ。

B13093003

(捨身 Canon G1X)

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