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2013年11月15日 (金)

奈良坂にて(3)

B13111401

奈良豆比古神社の鳥居を潜り、参道を進む。

こじんまりとした社だけれど、古雅な佇まいで、好ましい印象だ。

B13111402

元々は、奈良坂の「峠神」であったと想う。

祭神は、…まず、地主神(産土神)であるところの、

「平城津彦神」(ならつひこがみ)

「施基親王」(しきしんのう)

=志基皇子。天智天皇の第七皇子で、光仁天皇の父、

 春日宮天皇、田原天皇とも称する。

「春日王」 施基親王の子  …の三座である。

春日王は、ライ者(ハンセン病)であったと伝わる。

子の浄人王と安貴王の兄弟は、奈良市中、近隣の宿々で、

弓弦や花卉を売り、歌舞芸能を演じて、父親を養った。

浄人王が舞った「散楽」が、猿楽能の起源であり、

例祭の宵宮祭(10/6)で奉納される「翁舞」は、是に始まると云う。

この伝承は、奈良坂の発祥にも関わる、重要なもので、

後ほど、詳しく触れねばなるまい。

B13111403

「翁舞」が舞われる拝殿。回廊に吊るされている灯篭は、

春日大社の、それとよく似ている。

中世では、この社は「春日社」と呼ばれていたようだ。

(捨身 Canon G1X)

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