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2013年11月16日 (土)

奈良坂にて(4)

B13111501

去る十月六日の例祭で、「翁舞」が演じられた拝殿の舞台。

その余韻のようなものか、幽かに漂う。

B13111502

拝殿の奥、瑞垣に囲まれた本殿がある。

B13111503

三柱の神であるから、小さな三つの社が並び建つ。

春日大社のそれ(其方は四柱だが)を、

ミニチュア化したようにも観える。

かつて、「春日の神=春日社」と呼ばれたと云うが、

春日大社の祭神との、直接的な関係は無いと想う。

此方の祭神、「施基親王」(春日宮天皇)と、

その子、「春日王」の名前から、

そう呼ばれるようになったのではないだろうか。

貴種=王孫が、ライ者(ハンセン病)になり、神となった。

各地に、「春日」を名乗る社は多いが、

丹念に痕跡を辿れば、同様な事例が結構あるかもしれぬ。

かなり時代が下がって、例えば、

明治の神仏分離などが契機となって、

春日大社の摂社として、付会されることもあったはずだ。

同じ「春日」でも、必ずしも、祀られた神(全く別の神だ)が、

一致するとは限らないことを、よくよく留意せねばならない。

(捨身 Canon G1X)

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