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2013年12月20日 (金)

元興寺・奈良町界隈へ(4)

B13121901

元興寺・極楽坊で、印象的だったのは、

本堂(曼荼羅堂)濡縁裏にある、「閼伽棚」(あかだな)が、

現役で、使われていたことだ。

朝夕、仏前に供える、水や花を用意して置く棚のことで、

中世文学などでは、よく登場する設備だが、

元興寺のそれは、鎌倉期に造られた国宝なのだ。

B13121902

風化と、補修の痕が目立つ柱。

中世以前の木材は、製材に手斧(ちょうな)や槍鉋(やりがんな)を、

用いるので、平滑ではなく、独特な痕跡が残る。

筆者が限りなく魅かれる、「中世世界の証し」である。

(手に直に、その感触を味わえるのがたまらぬ!)

もとより、木造建築の大敵は、火災だけれど、

この柱が、幾多の火災の危機を、乗り越えてきたと想えば、

愛おしさも、増すものだ。

B13121903

さて、日が大分傾いてきた。

元興寺を出て、奈良町を一寸歩いてみようか。

(捨身 Canon G1X)

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