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2014年1月21日 (火)

丸石の道祖神 (2)

B14012001

2010年の八月に、山梨・石和の丸石の道祖神に触れて以来、

懸案だった、中世の絵画史料に描かれた、丸石道祖神の画像を、

やっと見つけることが出来た。けじめの為にアップする。

彼の三大絵巻の一つ、「信貴山縁起絵巻」(12C 国宝)だ。

街道に、祠と供に祀られる丸石。周りには御幣が立てられている。

こんなわけで、道祖神の孕む、深遠な問題は兎も角として、

「石」が持つ、霊力について、再び、想い廻らしてみた。

小石、飛礫石、庭石、磐座に至るまで、中世世界はもとより、

古代から、その強力な霊力が、人々を捉えてきたのではないか。

峠、坂、辻、橋、渡し場宿、市などの、境界地の道沿い、

あるいは、家々の戸口、庭中、墓の土饅頭の上に置けば、

疫病神、鬼、邪霊、怨霊の侵入や侵出を、塞ぐことが期待出来る。

(彼らは、虚空を飛んでくるのではない。あくまでも道を辿るのだ)

「塞の神」(さえのかみ)とも、呼ばれた所以である。

病人が出た家では、祈祷する呪師が戸口に祀る。

鎌倉の切通しでは、道の真中に「置石」が現存するが、

騎馬を防ぐためと云われるけれど、これも「塞の神」か。

そのせいか、この頃、探索の際に、古道や寺社に、

忽然と置かれた石が(漬物石でも!)気になってしようがない。

中世遺跡では、足下に転がる小石にもだ。

「経石」って云うのも、あるしね…(下 東博にて 14~15C頃)

B14012002

(捨身 Canon S110)

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