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2014年1月 2日 (木)

真土山まで(4)

B14010102

歓喜天(聖天)の尊様は、

象頭人身の男女二神が抱擁する姿を示す。

ヒンドゥー教から入った、密教の護法神だが、異形の神であろう。

財宝、子宝、安産、夫婦和合など、徹底した現世利益を約する。

彼地では、大根を好まれたと云うので、大根が供物である。

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歓喜天の修法には、浴油をもって行う。

甚だ強い効験を現すので、古来より、恃まれると同時に、

畏れらてもきた。

後醍醐天皇は、寵妃の御産に託け、歓喜天を信仰し、

あの文観僧正に命じて、鎌倉調伏を修していたことが知られる。

やはり、怪しく、隠微なイメージが浮ぶのは、否めまい。

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でも、一方で、その信仰の在り様に、

都市民の、日常の切実な願いも、ひしひしと感じられるから、

どこか、愛おしささえ、覚えるのだ。

(捨身 Canon G1X)

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