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2014年2月 1日 (土)

七十一番職人歌合を観る(1)

B14013101

戦国期(16C)に成立した「七十一番職人歌合」に登場する、

中世世界の、様々な職業に携わる人々の姿を観ていこうと想う。

(職人歌合については、こちらを参照)

既に、木地師(轆轤師)と心太(ところてん)売りは紹介した。

今回は山伏だ。原画には、吹き出しのように、

左上に、彼らの台詞が添えられている。

…是は出羽の

 羽黒山の客僧にて候。

 三つのお山に参詣申候…

~私は出羽の、

 羽黒山の客僧(諸国を遍歴する修行者=山伏)

 でございます。

 三つのお山(熊野三山=本宮・那智・新宮)へ、

 参詣いたすのでございます~

山伏の姿は、切髪(肩の辺りで切り詰めた髪)

頭巾(ときん)を被り、

篠懸(すずかけ=山伏の着る直垂様の麻衣)袴、

脚絆、草履、左手に苛高数珠(いらたかじゅず)

右手に何故か鉞?(まさかり=武器か、山中の道具か)

肩に結袈裟(ゆいげさ 菊綴=総無し)を掛ける。

さて、職人歌合には、もう一人、対になる職人が、

出てくるのが決まりである。

その組み合わせが、何とも意味深…

(あくまでも、中世世界で)なので、次回にでも。

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