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2014年2月25日 (火)

七十一番職人歌合を観る(18)

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「いたか」と呼ばれた、覆面をする人々。

「流れ灌頂」(ながれかんちょう=功徳、善根、供養のために、

小さな板卒塔婆に経文、戒名を書いて、川や海へ流し、

読経して、銭を乞うこと)を生業とした宗教者である。

彼らの読経を「空読み」(そらよみ)と云って、

いい加減な経を読むから、「空言」(そらごと)を言う者と、

看做され、中世世界では、極めて賤視されていた。

もとより、乞食非人の境涯だが、

「流れ灌頂」も、芸能の一つと捉えられる。

占い、呪いもしたらしく、唱門師(しょもじ=下級の陰陽師)と、

同類に扱われたこともあったようだ。

笠に覆面姿、小袖袴、皮足袋を履き、右手に板卒塔婆を持つ。

傍らに、板卒塔婆、樒、矢立を置く。

添えられた吹き出しの台詞は、

…流灌頂、ながさせたまえ。 

 卒塔婆と申すは、大日如来の三摩耶形…

~流れ灌頂をお流し下され。

 卒塔婆と申すのは、大日如来を表すもの~

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