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2014年2月 9日 (日)

七十一番職人歌合を観る(5)

B14020801

「牙あい」(すあい)あるいは「すわい」と呼ばれた、女商人たちだ。

商人と云っても、仲買、ブローカー的な生業である。

洛中洛外の家々を訪ね歩き、不用品の買取りや、

新品との交換に応じていた。

扱う商品は、古着、古帯などの衣料、

櫛、古糸針、化粧道具などの小間物、

解毒、万病薬、目薬、各種薬品、茶など、様々な品目にわたる。

彼女たちに頼めば、あらゆる品物を調達出来た。

 (男性客には、女性の紹介もしたらしく、

  必要とあらば、自らが、その役割を果たしたとも)

買い取りを除けば、連雀商人の女性版とも、謂えなくもない。

顧客は、上下貴賎幅広く、立ち廻り先も多かった。

やや年長けた女と、若い女がペアを組んで、

それぞれに、役割分担をしていたようだ。

装束は、衣かずきに市女笠、小袖、草履だが、

商売柄か、つつましく、全てセコハンもの(古着)だった。

左の大柄な若い女ほうは、肩に商品を入れる大袋を担ぐ。

添えられた吹き出しの台詞は、

…御ようやさぶらふ…

~御用はございますか~

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