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2014年2月15日 (土)

七十一番職人歌合を観る(9)

B14021402

前回、「弦売」(つるめそ)で、祇園社の「犬神人」について、

触れたので、職人歌合を一寸離れ、同時代の絵画史料、

「上杉本・洛中洛外図屏風」(国宝 16C)に登場する、

彼らの姿を拾ってみようと想う。

「犬神人」は、白帯で頭をからげ、柿(色)衣を着す。

管領・細川邸の南側(右手に築地)の堀河(水堀のようだ)に、

架かる板橋を、三人の「犬神人」(上右手)が渡ろうとしている。

白帯を頭上に巻き上げ、覆面を外して、リラックスした様子か。

前述のように、彼らは、祇園社への奉仕である「清め」と、

祇園祭の「先触れ」の他に、いくつもの生業を持っていた。

「弦売」、歳末の「茶筅売」、正月の「懸想文売り」などである。

これらに従事する様は、洛中の季節の風物詩として、

絵画の格好なモチーフだったはずだ。

(捨身 Canon S110) 

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