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2014年2月 4日 (火)

小田原北条家伝来の鬼

B14020301

節分に因んで、中世世界の鬼の画像を探してみた。

気になっていたのは、サントリー美術館で観たことがある、

「酒伝童子絵巻」だった。

この絵巻、出来の良さも、さることながら、由緒が興味深いのだ。

小田原北条家二代・氏綱が、大永二年(1531)に、

京の当代一流、狩野元信の工房へ注文し、

北条家代々に伝来した。

その後、五代・氏直夫人(家康次女)が、所持したが、

北条氏滅亡と、夫の死去にともない、

彼女の再嫁先、姫路・池田家に伝わると云う、数奇な運命を辿る。

小田原北条氏関係の遺物は、殆ど現存していないので、

極めて希少なケースだろう。こういった作品から、窺えるのは、

まず、京好みである。和歌や古典に親しんだり、

彼らの文化的嗜好は、関東の地に在って、

専ら、京都へ向いていたようだ。

(初代・早雲は、備中生まれ、京育ちだった)

絵巻の場面は、酒呑童子の眷属、鬼の面々。

戦国期になると、鬼の姿も、装束が凝ってきて、

(所謂、褌一丁じゃなくて、珍奇な異国風だ)

個性が強調されているのが判る。

何故か、三つ目が多いのも面白い。

(捨身 Canon S110)

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