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2014年3月18日 (火)

七十一番職人歌合を観る(33)

B14031701

「紺掻」(こんかき=こうかき 近世では紺屋=こうや)とは、

藍染職人のことである。やはり、女性が多かったのだろう。

図像は、垂髪に桂巻、筒袖を捲り、藍瓶(あいがめ)から、

藍汁に浸した布を引き上げている。

藍瓶は、描かれたように、

土中に、首まで埋め込まれた状態で、設置される。

常滑か、信楽産の大瓶が使われていたようだ。

添えられた吹き出しの台詞は、

…たヾ一しほ染めよと、おほせらるゝ…

~ただ「一しお」だけ、

 (しお=布を染め汁に浸す回数を数える言葉)

 染めるようにとの、仰せなのですよ~

「紺掻」は、客の注文に応じて、染めをやったらしく、

この場合は、紺座を擁していた上級公家の誂えを想わせる。

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