« 観桜 2014 (8) | トップページ | 極楽寺坂から長谷観音へ(9) »

2014年4月 7日 (月)

極楽寺坂から長谷観音へ(8)

B14040302

謎だらけの鎌倉大仏だけど、細部に目をやると、

興味深い事実が拾える。

些細と想われることの中から、

重要な手掛かりが得られることがあるのだ。

例えば、大仏が結ぶ、阿弥陀仏の常印である。

これは、特異な形を示していると指摘されている。

通常は、左右の親指と人差し指の先端を、

輪を作るように、つき合わせるのだが、

大仏のそれは、人差し指を親指の後に入れている。

同じような常印を結ぶ阿弥陀仏像は、非常に少なく、

何れも、北条得宗家関係(伊豆韮山の願成就院)の寺々に、

限られるそうだ。特に関心を引くのは、

百草の尾根の、八幡社の阿弥陀仏も、その例に含まれることだ。

筆者は、百草の尾根を武蔵府中の葬送地と睨んでいるし、

武蔵国は、鎌倉期を通じて、北条得宗家、及び支族(金沢氏)が、

国守、守護を務め、極めて縁が深い。

やはり、大仏には、この一族の影が濃厚に浮かび上がってくる。

B14040602

(捨身 Canon G1X)

|

« 観桜 2014 (8) | トップページ | 極楽寺坂から長谷観音へ(9) »

歴史(中世史)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 観桜 2014 (8) | トップページ | 極楽寺坂から長谷観音へ(9) »