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2014年5月28日 (水)

富士吉田口へ(11)

B14052701

御師宿の西側結界に沿って走る道だ。

暫し、この道を辿る。

富士の軸線へ、やや寄ってきたか。

人も車も殆ど通らず、静かな風情哉…

B14052702

表通りに向けて門を開いている、細長い御師屋敷を、

奥庭から、窺えるわけで、一寸ワクワクする。

屋敷林にぶつかった。

B14052703

畑もある。

御師屋敷は、奥庭に小規模な耕作地を持ち、収穫した作物を、

講中の食膳や、自家用に供していたようだ。

もとより、このような狭さでは、専業農家とは謂えまい。

中世世界より、様々な生業の人々が、本業の傍ら、

在所脇の、僅かばかりの田畑を耕してきた。

この感覚を「百姓」と云う、本来の意味から外れた、

言葉で一括りにしてしまうのは、乱暴極まりないと想う。

歴史家・網野善彦氏が提唱し続けてきたことを改めて覚える。

手前、木の根元に、正体不明の古びた石柱を見つけた。

ひょっとしたら、宿の結界を示した、

「榜示石」(ぼうじいし)かもしれぬ。

御師宿では、土塁と空堀跡を認めたと云う、未確認情報もあり、

何に遭遇するか判らないのだ。

B14052704

新緑が眩しい。

今度は、巨木が観えて来た。

近づいてみよう。

(捨身 Canon G1X)

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