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2014年6月26日 (木)

元八王子の宿跡を彷徨う(3)

B14062501

八日市庭跡は、八王子城山麓に発する、城山川の下流、

城から観て、真東に位置する。

戦国末期の天正十年(1582)から、十六年(1588)頃にかけて、

築城が始まったと考えられる八王子城だが、

その構想に於いて、従来の東国の中世山城に、

基礎を置きながらも、信長の安土城の影響を強く受けていた。

初期の城下町も設定され、それが、この八日市庭辺りなのだ。

謂わば、八王子城のお膝元だったのだが、

天正十八年(1590)の落城の際には、

市と宿は、寄せ手の秀吉方によって、焼き払われてしまった。

唯、西蓮寺(当時は金谷寺)の薬師堂だけが残ったわけだ。

さて、薬師堂裏の路地を辿って往く。

B14062502

鳥居と杜が観えてきた。

航海と通商の神、住吉社である。

B14062503

八日市庭の市神とみて、ほぼ間違いないだろう。

此処も、秀吉勢によって、焼亡している。

八日市庭を拠点として、活動していた、

僧、山伏、時衆、職人、商人たちは、北条方に動員されて、

八王子城へ籠り、多くの犠牲者を出したと云われる。

(捨身 Canon G1X)

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