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2014年8月17日 (日)

江の島に至る(4)

B14081601

「江之島縁起」に曰く。

…昔、五頭竜が暴れ、人々を苦しめていた。

 欽明天皇の頃(6世紀前半)俄に天地鳴動し、

 天の黒雲より天女が、海中より島が出現する。

 五頭竜は、天女の美しさに惹かれ求婚した。

 天女は、人々を苦しめるのを止めることを条件に、

 五頭竜の望みを受け入れた。

 この二柱の夫婦神こそが、江の島明神となり、

 其の本地は弁財天なのである…

B14081602

とまぁ、この手の神話に彩られているのは、

今まで探索した、殆どの霊験地と相似形を成すのだけれど、

確かな史実となると、意外な程少ないのも共通する。

でも、相模湾の白砂青松の浜に、忽然と立ち上がる孤島は、

太古以来、人々に強い畏怖心を抱かせる存在で、

あり続けたのは、疑いようがないだろう。

B14081603

養和二年(1182)に至って、漸く検討に値する史実と往き逢う。

吾妻鏡は、頼朝に平氏追討祈願を命じられた文覚が、

江の島の海食洞=「岩屋」に、弁財天を勧請したと記す。

まず、是をもって、江の島の歴史が始まった云えるわけだ。

さて、例によって石段だ。やれやれ…

(捨身 Canon G1X)

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