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2014年8月19日 (火)

江の島に至る(6)

B14081704

実は、参詣者の便を図って、有料のエスカレーターが、

各所に設置されているだが、敢えて、その助けは得なかった。

今まで探索した、霊験所を例を守ったまでである。

尤も、諸国の名のある霊験所には、既に御案内の通り、

もっと、もっと、キツイ石段が、いくらでも存在する。

B14081802

さらに上へ。

B14081803

最初の社殿が現れた。

今は「江ノ島神社・辺津宮」と呼ぶが、明治の神仏分離以前は、

「金亀山与願寺・下之宮」と云った。

前回、江の島明神、箱根権現、北条氏の深い関係に触れたが、

中世世界の江の島には、上之坊、中之坊、下之坊の、

三坊が在り、鶴岡八幡宮寺の支配下で、別当も兼ねていた。

ひょっとしたら、江の島、箱根、鶴岡八幡宮寺、

加えて、熱海の伊豆山権現は、一体だったと謂えるかもしれない。

言い換えれば、これらの霊験所のネットワークは、

鎌倉、あるいは関東の守護神、そのものではなかったか。

北条一門が、自らのアイデンティティーを、江の島明神に求め、

ことさらに、太平記に記されるような「神話」を掲げるのも、

首肯出来るわけだ。

(捨身 Canon G1X)

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民俗」カテゴリの記事

コメント

なるほど。伊豆山権現、箱根、江の島、鶴岡八幡宮寺と俯瞰するとおもしろいですね。形的にも。

投稿: tae | 2014年8月19日 (火) 21時01分

taeさま
なかなか、周到な図式ですよ。
やはり、中世人は一筋縄では往きません。
必ず寓意を込めますね。

投稿: kansuke | 2014年8月19日 (火) 22時00分

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