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2014年10月15日 (水)

糸操り人形遣い

B14101401

「傀儡」(くぐつ)呼ばれた人形遣いの歴史は古い。

古代から中世前期までは「傀儡子」と云い、室町期になると、

「手傀儡」(てくぐつ)が主流になる。

後者は、上杉本・洛中洛外図に歳末の風景として出てくる。

笠に覆面姿から、犬神人の範疇に入る人々ではないかと想われ、

胸に下げた盤上で、手人形を操っていた。

いずれにしても、謎が多い芸能者集団で、魅かれる存在だ。

シーボルトの江戸人物画帳では、

三番叟人形を操る人形遣いが描かれる。

藍染の小袖、脚絆草鞋、手拭いで頭を絡げ、

玩具の行商でもするのか、商品が入った袋を背負う。

おそらく、彼らも「手傀儡」の系譜に連なるのではないか。

弾左衛門由緒書きに引用された、

「頼朝御証文」(有名な偽文書だ)は、

「鉢叩き」「傾城屋」(遊女)等々、支配を認められた、

道々の輩の中に「傀儡師」も記す。

(捨身 Canon S110)

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