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2014年11月 6日 (木)

日向薬師宝城坊へ(12)

B14110501

表参道沿いに、何本もあった杉の古木だが、

極め付きは、薬師堂脇の二本杉だろう。

「幡(はた=ばん)かけの杉」と呼ばれ、

推定樹齢は八百年を超える。

南北朝期、初代鎌倉公方の足利基氏(1340~67)が奉納した、

幡(=仏前や法要の場を荘厳する旗。現物は金沢文庫の、

    特別展に出品予定だった)を掛けたと云う杉である。

B14110502

一寸、観上げてみた。

古木だけれど、すくっと立って居て、実に気持ちが良い。

B14110503

もとより、かなりの高さだから、首が痛い程だ。

既述のように、当地は岩盤が浅いので、深く根が張れない。

この二本杉もそうで、中世世界を通り抜け、

数多の人々の手間も経て、今日まで、命を繋いできたわけだ。

愛おしさも、さることながら、今後の長命を祈らずにいられない。

(捨身 Canon G1X)

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コメント

800年の歴史ですか。瑞々しく見ていて気持ちのいいお姿ですね。それにしても金沢文庫の特別展の延期は残念ですね。文化財にとってカビは大敵、これを機に徹底した管理の見直しがされると思いますが。それまでのご辛抱をということで。

投稿: tae | 2014年11月 5日 (水) 23時00分

taeさま
中世世界へ遡る古木を観ると、いつもワクワクするのですよ。とりわけ、この杉たちは美しかったですね。金沢文庫のほうは、首を長くして待っているところです。

投稿: kansuke | 2014年11月 6日 (木) 23時46分

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